国境なき医師団の看護師について

主な業務は、活動地やプログラムによってさまざまだが、現地スタッフのマネジメントが主な業務となっている。

病院勤めの看護師とは違い、直接的な看護ケアよりも、現地採用の正看護師やその他の医療スタッフに対する日常業務での指導や教育、技術向上トレーニングの企画・実施などの業務が大半を占めている。現地スタッフは男女を問わず、経験年数や技術レベルは人それぞれである。出身部族や宗教などもさまざまであるのが特徴である。

また、定期的に業務に関するレポートの提出も求められている。その他に、薬剤や医療器材の発注・在庫管理を任されることもある。

 

主なプロジェクトととしては、栄養治療・母子保健・HIVエイズまたは結核(TB)・難民/国内避難民キャンプ・病院支援・予防接種キャンペーン・自然災害や紛争地への緊急援助・コレラエボラ出血熱などの流行に対する緊急援助 などがある。

 

応募条件としては、2年以上の臨床経験・新人などへの指導や教育業務の経験・派遣期間6ヵ月〜1年間・求める人材8項目に妥当する者である。

《求める人材》

1.活動理念への賛同

2.異文化への適応力とチームワーク

3.挑戦し自信を持って取り組む姿勢

4.独立して働く能力

5.コミュニケーション能力・語学力

6.柔軟性

7.ストレスに対応できる

8.指導管理業務能力

 

他にもアドバンテージとなる経歴・知識として

 、開発途上国での経験がある。MSFのプログラムの大半は開発途上国で展開している。過去に他の援助活動に参加し、類似した役割で現地活動を行った経験がある場合、その経験はMSFの活動においても大変役立つ。また、へき地で働いた経験、バックパッカーとして途上国を長期旅行した経験も役立つことだろう。

 

このことから、国境なき医師団の看護師として働くことは簡単な事ではないことが分かる。看護師としての経験や知識、さらには海外で活動ができるコミュニケーション力・語学力など高いスキルが必要となる。

私の素直な感想としては、国境なき医師団の看護師はとてもスキルが高く、自分には到底働くことは難しい条件の職種であると感じた。

 

【上記のエントリーは以下のサイトを参照】 

国境なき医師団 正看護師

http://www.msf.or.jp/work/position/nurse.html